部下に信頼される「すごい上司」たちには「意外な共通点」があった!

「変化」と「愛」が大切だ
北野 唯我 プロフィール

豊田章男スピーチの凄み

「皆さんは自分のために自分を磨き続けてください。トヨタの看板がなくても、外で勝負できるプロを目指してください」

これからの時代は、大きな組織の力に甘んじるのではなく、個人でも勝負できる力を身につけなければ生き残れないという社長からの厳しいメッセージです。

〔photo〕gettyimages

ただし、この言葉にはまだ続きがあります。

「私たちマネージメントはプロになり、どこでも戦える実力をつけた皆さんが、それでもトヨタで働きたいと、心から思ってもらえる環境を作りあげていくために努力してまいります」

社員に求めるだけでなく、経営陣も自らに変化を課しています。終身雇用という幻想を見せずに、だからといって突き放さない。むしろトップも一緒に変わっていくことを明言する姿は、これからの愛のある経営者にふさわしいと言えるでしょう。

とはいえ、社員が社長や組織のリーダーに求めるものとして少し注意があります。

 

リーダーは完璧じゃない

リーダーへの期待値を上げすぎないということです。リーダーもひとりの人間です。無論、とても優秀ですが、ときには悩み、進んでいないように見えることすらあります。

特に、ベンチャーやスタートアップ等の小さな組織はそうでしょう。良い企業ほど、社長が一番苦しみ、一番変化をしようとしている。しかし、見えない、あるいは見せないこともしばしばです。

「思い通りにいかない」、「自分の考えを理解してもらえない」などの不満もあるでしょうが、だからといってすぐリーダーに対して失格の烙印を押してはいけません。