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ZOZO前澤友作とジブリ宮崎駿、じつは「意外な共通点」があった!

みずからの才能を理解していますか
どんな斬新そうに見えるアイデアも、じつはよくよく見ると過去のアイデアの組み合わせでできている――。ビジネス界隈ではよくそんなことが語られる。しかし、このほど最新刊『分断を生むエジソン』を上梓したばかりの北野唯我氏は、「その考え方は正しくない」と言い切る。確かに組み合わせも大切だが、アイデアを組み合わせから考えることの限界もまたある、と。

ジブリのアニメはどうしてここまで成功できたのか、ZOZOの前澤友作氏が社長を退任した本当の理由とはなにか……。そうした現実のケースをもとに考えることで、アイデアをめぐる「意外な答え」が見えてきた。

アイデアは生き物

「新しいアイデアは組み合わせによって生まれる」と言われることがあります。私はその意見には賛成できません。なぜなら、それは事後的にアイデアを分解・再構築した人間の視点でしかアイデアというものを捉えていないからです。

新しいアイデアを思いついたとき、こんな経験はありませんか。四六時中そのことだけ考え、あるときパッと浮かんでくる。「こうすればいいのか!」。同時にこんなことも思ったことがあるでしょう。「どうしてこんな簡単なことに気がつかなかったんだ?」、と。

 

往往にしてアイデアとはそういうものです。思いついた後には簡単に分解できても、生み出す際はいつも苦しまなければなりません。

なぜなら新しいアイデアとはひとつの有機体、生き物だからです。特に創作活動にはその特徴が顕著です。