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深刻な分断…2020年大統領選で再び激化する「デジタル戦略」

ネット無料利用のツケが返ってくる

深まる分断

2020年のアメリカ大統領選挙まで余すところ1年を切り、トランプ大統領の選挙活動は再選へ向けてギアーアップしている。

民主党の大統領弾劾公聴会ではトランプ大統領に不利な証言があまた出ているものの、辞任への法的拘束力はない。

たとえ民主党が多数である下院で可決されたとしても、大統領を弾劾するためには上院で議員の3分の2以上、つまりすべての民主党員とさらに独立系上院議員と共和党議員の少なくとも20名の賛成がないかぎり、実際にトランプ大統領辞任には結びつかない。

かつて共和党の支持を得られなくなったニクソン大統領が自ら辞任を発表したこととは事態が全くことなる。

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それどころか、トランプ大統領に好意的なテレビ局のFoxニュースや極右サイトなどを見ているかぎり、弾劾公聴会は逆利用される可能性が高い。

トランプ政権誕生以来、3年を経て、熱狂なトランプ支持者たちと彼ら曰く「過激な民主党支持者たち」「CNNをはじめとするフェイクニュースの旧メディア」とのみぞは深まるばかりだ。

すでにFoxニュースの視聴率はCNNと経済ニュースで知られるMSNBCの両方を合わせた視聴率を上回り、ケーブル局では最上位となった。ただし、これはFoxの発表である。