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「検診では発見困難」という恐怖! 「血糖値スパイク」3つの対処法

心筋梗塞や認知症を起こす恐れも……
「不規則で乱れた生活を送ってるけど、健康診断に問題はなかった!」と喜んでいる方に注意していただきたい「血糖値スパイク」。じつはこの症状、食後にしか発生しないため健康診断では発見されにくいのです。

血糖値スパイクは発見が困難にもかかわらず、心筋梗塞や認知症のリスクを高めてしまいます。その対処法を含め、立命館大学の向英里准教授にお話をうかがいました。

(立命館大学ポータルサイト「shiRUto」より転載 元記事はこちら

食後に現れる「血糖値スパイク」

「健康診断で血糖値はいつも問題ないから、自分に糖尿病の心配はない」

──若い世代を中心に、そう考えるビジネスパーソンが大半だろう。事実、厚生労働省によれば20~30代の「糖尿病が強く疑われる者」の割合は男性で5%未満、女性では1%をすら下回る(治療経験のある人を含む)。

「平成 29 年 国民健康・栄養調査結果の概要」(厚労省)を基に作成
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しかし、糖尿病を研究する向英里准教授(立命館大学)は「健康診断での血糖値が正常な人も、食後の短時間に血糖値が急上昇する『血糖値スパイク』を起こしている可能性はある」と警鐘を鳴らす。

 

スパイク(spike)は急上昇や急増を意味する英語。この血糖値スパイクは糖尿病に限らず心筋梗塞や認知症のリスクをも高めると指摘されている深刻な現象だ。

健康診断では発見されない!?

糖尿病は、血糖値を下げるインスリンというホルモンが適切に機能せず、血糖値の調節がうまくできない病気だ。血糖値は血液中のブドウ糖濃度を意味する。

健康な人の場合、血糖値は食後およそ30分でピークに達した後、2時間ほどかけて定常状態に戻る。これに対して、糖尿病の人は食後でなくても血糖値が高い。慢性的に血糖値に異常があるため、健康診断で病気を突き止められるわけだ。

では、血糖値スパイクはどうか。