日本株、ここへきて「中小型株」が大化けしそうなワケ

かなり驚異的なパフォーマンス
大川 智宏 プロフィール

かなり驚異的なパフォーマンス

時価総額50億円未満はさすがに極端すぎるのと、前述した銘柄の中で意図的に抽出した高パフォーマンス銘柄の影響をあえて除外するため、上場全銘柄の内で大まかに時価総額100億円~500億円の中小型株でROEが15%以上、対TOPIXの超過リターンが―30%という銘柄を抽出し、それぞれ単独条件の場合と、両者を組み合わせた場合の銘柄の平均リターンを示したのが下の図である。

図:巻き込まれ系優良小型株のパフォーマンス検証

拡大画像表示出所:Datastream

アナリスト予想や会社予想を一切用いずに、個人投資家でも簡単に入手および計算が可能なデータのみを使用した銘柄選択としては、かなり驚異的なパフォーマンスだ。

特に組み合わせ条件は、足元までに年初来でTOPIXが15%程度上昇していることを考えれば、同時期に絶対リターンで60%を超える上昇は十分に「大化け銘柄」といってもいいだろう。

 

株式市場は堅調な推移となっているが、特に個人投資家は銘柄選択の観点で苦しんでいる方も多いと聞く。こういった視点が、パフォーマンス向上の一助になれば幸いだ。

最後に、現在の参考銘柄の一覧を次ページに添付した。小型株全体が堅調に推移し始めたため、上述の検証と比較して時価総額と過去1年間のリターンの条件を緩く(時価総額上限750億円、TOPIX相対で-20%)設定している。