日本株、ここへきて「中小型株」が大化けしそうなワケ

かなり驚異的なパフォーマンス
大川 智宏 プロフィール

「巻き込まれ系優良小型株」を狙え!

下の図はその銘柄のほんの一例だが、時価総額は50億円に満たないような小型株が目立ち、ROEが高く、そして過去1年間(2018年の年間)の株価リターンが非常に低いことが共通点として見て取れる。

図:2019年の特徴的な高騰銘柄の一例

拡大画像表示出所:Datastream

すでに昨年末の時点でROEが極めて高く、かつパフォーマンスが低迷していた銘柄の強い上昇は、今まで延々と放置されて下落を続けていた小型株の再評価の動きと言えるかもしれない。

投資アイデアとして、そもそも財務体質が脆弱でリスクの高い中小型株の赤字銘柄の起死回生の黒字転換を期待するのは博打要素が強いので、このデータを基にここから大化けする小型株を狙うには、このすでに高ROEだが過去1年間のリターンが大幅に低い銘柄、つまり質は高いがパッシブ売りに巻き込まれて売られていただけと想定される「巻き込まれ系優良小型株」を抽出する必要があるだろう。

 

上の銘柄はパフォーマンスありきで抽出したものであるため、実際に2018年末の段階でこの両条件を組み合わせて小型株を抽出し、足元までのパフォーマンスを検証すると、TOPIXに対して大幅に高いパフォーマンスを生み出していることが分かる。