神戸山口組幹部「軍用ライフルで射殺」の全容…殲滅戦争の火蓋は切られた

すべては「再統一」のためなのか
時任 兼作 プロフィール

行き場のない山口組元組員が実行犯

今回の事件で逮捕されたのは、朝比奈久徳容疑者。山口組の元組員だという。前出の捜査関係者が語る。

「下部組織の幹部だったが、昨年末に覚醒剤が原因で破門になっている。また、今年8月に覚醒剤取締法違反の罪で岐阜地検に起訴され、事件の2日後、11月29日に岐阜地裁で判決を受ける予定だった。要するに保釈中に銃撃を実行したわけだが、服役が確実とみて、その前に一仕事と思ったのだろう。

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一方、依頼したほうは、朝比奈が破門されて食い詰め、刑務所に行くしか道がないという境遇を見越して抜擢し、カネを積み、武器を渡した。かくして双方が合意し、事が起こった。逮捕後、当人はさばさばしたもので、すでに『頭や腹に向けて30発くらい撃った』などと供述している」

 

この凶行の背景を見て、前出の警察幹部がこんな分析をする。

「高山は、山口組への復帰を望まない組は殲滅することにしたのだろう。第一号が、神戸山口組組長の出身母体で中核組織である山健組。そして、次がこれだ」