クックパッドには、読者から「クックパッドのおかげで、家族から『料理の腕を上げた!』と言われます」「プロではなく、普通の主婦が作っていらっしゃるので、自分でも作れるという自信を持って挑めます」といった感謝の言葉が届いている。

自分向けに情報をカスタマイズできるインターネットメディアは、料理技術に自信がなかった人こそ便利に使うツールなのかもしれない。

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フローとストックの両方を活かす

このように、レシピサイトは規模が拡大して影響力も大きくなっているが、レシピサイトを代表するクックパッドとレシピブログの両者共、レシピ本を発行している。

やはり本という長い歴史を持つメディアの力は、インターネット時代でも信頼されているのだろう。何しろ、インターネットサイトの情報は、テレビと同じく右から左へと流れて忘れられるリスクが大きい。

また、情報が常に更新されるため、知らない間にページが消されてしまう場合もある。キーワード検索の優先順位も変わるので、同じサイトに再びたどり着かない可能性もある。

くり返し使いたいレシピはストックすることが望ましく、最も管理しやすいのは、やはり本棚に置いておける本だということになるのだろう。

フローとストック、特性を理解し両方をうまく活用する人が増えていけば、家庭料理の世界はもっと充実していくのではないだろうか。