キャッシュレス決済、じつは「むしろ損する人」が急増していた…!

ポイント中毒になった人の末路
横山 光昭 プロフィール

ポイント中毒

Sさんはクレジットカード、ブランドデビットカード、電子マネーにスマホ決済アプリなどを使い、ほぼキャッシュレスで暮らしています。

それぞれの決済手段から利用明細が来るので、それを見ると何に使ったがわかりますが、支出の全体像を見るためにと家計簿アプリに自動記録がされる設定をし、記録しています。

Sさんは将来、自営業者として独立したいと考えています。このようなアプリを使って家計の管理ができるようになれば、独立しても一人で経理もできるだろうなどと考え、積極的にチャレンジしていました。

Sさんの場合、そうしてキャッシュレス決済を頻繁に利用しているうちに、QRコード決済は後払いのクレジットカードに引けを取らないほど還元率がよく、よくキャンペーンをして還元率がアップされるなどもあり、「利用すると得だあ」と感じるようになりました。しかもスマートフォン1つで外出しても困ることがありません。単身の食品程度ならコンビニで買うことができますし、ドラッグストアで日用品を買うことができ、今ではQRコード決済が可能なスーパーも増えました。

生活に必要な買い物の大部分を、このQRコード決済で賄えるのです。

 

Sさんは、はじめは銀行と連携させてチャージして使いはじめましたが、この便利さからすぐに自分のメイン決済法となり、クレジットカードと連携させて使うようになりました。

もともとはポイントを狙うようなお金の使い方はばかばかしいとか、面倒だと思っていたのですが、かなり還元率がよく、ポイントもすぐに現金同様に使えるため、QRコードからのポイント還元、クレジットカードからのポイント還元と、よりポイント還元率が高くなるように、ポイントの二重取りも狙ったのです。

こういう使い方は、お得で賢い使い方として良いものだと思います。ですが、このポイントを狙うようになってしまったばかりに、QRコード決済会社のキャンペーンに惑わされるようになってしまいました。「今、〇〇で買えばポイントが10%還元だ」等と、その時々で利用する店を変え、安くはない商品をお得だ、お得だ、と言って買い続けてしまったのです。