キャッシュレス決済、じつは「むしろ損する人」が急増していた…!

ポイント中毒になった人の末路
横山 光昭 プロフィール

乗り遅れは許されないキャッシュレス

さて、このキャッシュレス決済には、VisaやJCBなどの「クレジットカード」、Suicaやnanacoといった「電子マネー」、クレジットカードブランドが付いた「デビットカード」、スマホにアプリをインストールする「QRコード決済」などがあります。

 

チャージしてからデビットカードのように使う、クレジットカードブランドが付いた「プリペイドカード」も、この数年で利用者が増えていることでしょう。ですが、この1~2年ほどでQRコード決済の普及が拡大してきたことや、消費増税前の各メディアの特集などを見ると、つい「キャッシュレス=QRコード決済」と思いがちです。昔からの、様々な決済方法も「キャッシュレス決済」となることを改めて認識しておきましょう。

こういったキャッシュレス決済のデメリットは、支出を実感しにくいことです。私たち日本人がキャッシュレス決済を導入するときに心配する理由は「使いすぎたら怖いから」と思うことが多いからだと感じています。ただ、今は技術も進歩して、そういった見えにくい支出を1つに集約できる「家計簿アプリ」も出ています。

キャッシュレス決済をすると、自動で記録がされるのです。労力をかけずに金銭管理をしたいと考える人は、現金をほぼ使わない生活にすると、全ての支出が自動に記録されるという仕組みを作ることも可能になりました。

キャッシュレスに潜む落とし穴

こういった仕組みを好むのは、お金に関心が高く、数字の扱いが好きな男性が比較的多いように思います。先日家計相談に来た会社員のSさん(37歳)も主にキャッシュレスで生活をし、収支はスマホ上でアプリで確認という、発達した技術を駆使して暮らしている一人でした。

新しいものに興味があるSさんはスマホ決済の話題が出るとすぐに試してみるほど、決済方法の受け入れが柔軟で、現金払いにこだわりがありません。