ドイツに在住の雨宮紫苑さんは、22歳のときにドイツに渡り、移住して結婚もしている27歳。雨宮さんは20代の視点で今を切り取っていて、多世代からみたら「なるほど」と思うことも多いと評判だ。しかしその雨宮さんが大きなジェネレーションギャップを感じて「私は若くない」と痛感し、「ジェネレーションギャップってこういうことなのか」とわかったのだという。

「うんこミュージアム」で見た男の子たち

日本に一時帰国中、横浜のアソビルで開催されていた「うんこミュージアム」なる企画展へ行ってみた。その名のとおりうんこをテーマにした展示がずらりと並んでおり、スタッフの方が「こんにちうんこー!」という掛け声で迎え入れてくれるという、興味深いイベントである。

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そこで、うんこの展示の前で楽しそうに自撮りをしている男子2人組を見かけた。

まだ10代だろうか。ふたりとも黒髪で、背はそれほど高くない。Tシャツとジーンズというラフな格好ではあったけれど、イマドキっぽいオシャレな格好をしていた。「もうちょっと明るくしてアップしたほうがよくない?」なんて声も聞こえたから、インスタかツイッターかにあげるのかもしれない。

それを見たわたしは、かなり驚いた。というのも、わたしのなかの「男子」というイキモノは、「女子にねだられてしかたなく写真を撮る」イメージだったからだ。

わたしは現在27歳。大学に入学したころにちょうどスマホが流通しはじめた世代で、中・高校生のときはまだ、インスタントカメラで写真を撮っていた。

とはいえ、修学旅行や運動会でカメラを片手にしているのはもっぱら女子。運動会や修学旅行などで好きな男子と写真を撮りたいときは、友人に根回ししてうまく仕向けてもらっていた。「男子と写真を撮る」というのは、それなりにハードルが高いことだったのだ。

カメラを向けたらピースをしてくれるけど、自らインスタ映えする写真を自撮りするイメージではなかった(写真は2010年ごろのもの。本文と関係ある人物ではありません)Photo by iSotck

前略プロフィールやmixiでも、自分の写真をアップしているのは女子ばかり。写真を撮るのが好きなのは女で、男はそれに嫌々付き合う。「男子」というのは、わたしのなかではそういう生態だった。

だから、ティーン世代だと思われる男子同士が「いっしょに写真撮ろー♪」と言って自撮りをして、さらに加工の相談をしている場面を見て、かなり驚いたのである。

そして、「自分にとって当たり前の価値観はもう古いのかもしれない」という現実に、衝撃を受けたのだ。