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なぜ「名刺で自己アピールをする人」ほど、仕事ができないのか?

手間とお金のかけどころを考えよう
セミナーや異業種交流会などの場で配られがちな「やたら情報量の多い名刺」。私はこういう者ですとアピールするのに役立つことは否定しませんが、実際、そんな名刺をきっかけによい仕事関係が築けたか、考えたことはありますか?
自身も数多くのビジネスマンと名刺交換をしてきた経営コンサルタント、竹内謙礼氏が、「販促ツール」としての名刺の価値を、シビアに考察します。

名刺は「知らない人に自己紹介するもの」ではない

「名刺」というのは、「知らない人に自己紹介するもの」と思っている人が多いのですが、実のところ、まったく知らない人と名刺交換することは、ほとんど皆無に等しかったりします。

よくよく名刺交換のシーンを思い出してみてください。

 

何かしらアポイントを取って相手と会ったり、誰かと一緒に同行したことで、紹介されて先方と挨拶をしたり、テーマの決まった集まりに参加して、名刺交換をしたり……、つまり、事前に「こういう人なんだな」という、最低限の情報を得たうえで、名刺交換をすることが、ビジネスの世界では圧倒的に多いんです。

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仕事にもよるでしょうが、まったく見ず知らずの人と名刺交換することは、ほとんどありません。

あるとすれば、知らない人同士が集まる勉強会やセミナーや、フリーの人が集まる飲み会の席など、年に数回、あるかないかぐらいの場しかないと言えます。

そう考えると、ですよ。

「私はこういう人です!」と自己アピールしまくった名刺が役立つのは、初対面の人が集まる合コンみたいなシーンだけであって、その初対面の人が仕事に繋がる可能性を考えると、びっくりするほど成約する確率は低いと思うんです。