Photo by iStock
# ファーストフード

マクドナルドよりも店舗数の多いサブウェイの「人気のヒミツ」

「サブウェイ」の角田淳社長に聞く

全世界で約4万4000店舗を展開する、サブマリンサンドイッチ(楕円の潜水艦型のサンドイッチ)の『サブウェイ』。実はマクドナルド等を超え、店舗数世界最大を誇る。'16年に日本国内での経営権がサントリーHDから米国のサブウェイに移り、その過程で店舗の統廃合も実施したが、既存店売り上げは前年を超え、本部の黒字も確保。社長は「外食で手軽に野菜を摂るならウチですから」と今後に自信を持つ。同店舗を国内で展開する日本サブウェイ・角田淳社長(48歳)に聞いた。

失敗の数ほど強くなる

サブウェイは米国人の創業者が、高校時代「医学部に通うための学費を稼ごう」と始めた店です。

具材やドレッシングを自由に選べ、野菜も無料で増やせるのは、創業者が「僕はビジネスがわかっていないからお客様に好きな具や量を選んでもらおう」と考えたから。また半世紀で100ヵ国以上に広がる世界最大のチェーンになったのは「出店するならその地域を理解している人に任せよう」とフランチャイズシステムを始めたからです。

サブウェイはビジネスプラットフォームとしてもよく工夫されています。火と油を使わないから、店舗のオープン費用がほかのファストフード店の半分~3分の1くらい。しかもパンは配送でなく各店舗のオーブンで焼くから、焼きたてを出せる上、ロスが出にくいんです。

この今も変わらないシステムを、有名なコンサルタントでなく、若かった創業者が試行錯誤を重ねて創ったことも興味深いですよね。

 

私の人生、思い返せば失敗ばかりです(笑)。

自動車の企業を辞めて自営業で音楽やスポーツのイベントに関わる仕事を始めたのですが、トータルすると音楽事業は赤字でした。縁あってサブウェイに入ってからも、新商品の値段を全国のお店のレジに間違って登録して現場を大混乱させたり……。

ただ、振り返ると「失敗した数が多いほど強くなれる」んです。スキーの選手だって、上手い人は「一回も転んだことがない人」でなく「たくさん転んだ人」のはず。失敗するたび「それでも前に進むしかない」「まだ試合は続いているのだ」と前を向いてきた結果が今の私です。