1888商品を徹底調査!「第3の保健機能食品」を総点検してみた

トクホより薄弱だった「科学的根拠」
高橋 久仁子 プロフィール

保健機能食品として「特定の保健の目的に資する成分」が「機能性関与成分」である。

機能性関与成分(関与成分)の種類は、化合物や微生物など、多岐にわたる。検討対象である1888品目を、関与成分の種類(微生物または化合物)と関与成分の数によって分類してみよう(資料3-1-a)。

資料3-1-a 機能性表示食品:関与成分の種類と商品数
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「微生物」は清酒酵母が1品目で、他の127品目はすべて細菌類(乳酸菌、ビフィズス菌、枯草菌)であり、「微生物+化合物」は「ビフィズス菌+セラミド」だった。

関与成分が「化合物」である商品は、1758品目だった。このうち、関与成分が「化合物1種類」の商品は最多の1388品目であり、「化合物複数」の商品は370品目であった。関与成分が「化合物9種類」の商品は、必須アミノ酸混合物である。

では、トクホは?

資料3-1-bは、トクホについて同様の分類をおこなった結果である。

資料3-1-b 特定保健用食品:関与成分の種類と商品数
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「微生物」は、すべて細菌類(乳酸菌、ビフィズス菌、納豆菌)である。関与成分が「化合物1種類」の商品は974品目であり、対象とした1064品目の92%を占める。関与成分の数は、化合物4種類が最多だった。

関与成分が化合物の商品については、関与成分(または関与成分の組み合わせ)ごとの品目数を示した(資料3-2-a)。

資料3-2-a 機能性表示食品:「関与する成分」ごとの商品数(画像をクリックすると省略した部分も表示できます)
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少々細かい表になってしまい恐縮だが、どれほど多くの「関与成分」が使われているか、実感していただくためにもぜひご覧いただきたい。なお、関与成分が微生物である商品の品目数調べは割愛した。

 

単一関与成分は99物質あり、複数関与成分の組み合わせは2種類が40組、3種類が16組、4種類が5組、5種類が3組、6種類と9種類が各1組で、合計66組だった。単一関与成分数および複数関与成分の組み合わせ数を合計した165のうち、40%が複数関与成分だった。

嫌われがちなあの物質も健康に資する?

資料3-2-aからわかるように、関与成分が1種類では、難消化性デキストリンとγ‐アミノ酪酸(GABA)が群を抜いて多く、200品目を超えている。それ以外は2桁台にとどまり、50品目を超える関与成分はヒアルロン酸(64品目)、テアニン(56品目)、葛の花由来イソフラボン(55品目)だった。

50品目以下の2桁台は27成分であり、9〜3品目が22成分、2品目が15成分、1品目が30成分あり、合計99の物質名がずらりとならぶ。