「やりたいこと見つからない」と言い続ける人たち、その意外な共通点

主観は幸せを決め、客観は意味を与える
北野 唯我 プロフィール

やりたいことしかできない不幸

やりたいことがないと悩む人が数多くいる一方で、強烈にやりたいことがあるからこその問題も存在しています。それは「生きることに弱い」ということ。

それしかできない。それにしか熱中できない。それは冷静に考えてみると、明らかに生きていくことで弱い側面もあります。極端な例を出しましょう。ナッツしか食べられない人間がいるとします。いうなれば、「ナッツを食べるためだけ」に生まれてきた人です。ですが、生物として考えたときに、それは大きな弱点にもなり得ます。

一つのことしかできない人は、それがうまくいった場合のみ幸せです。もし実現しなかったら--。それでもそれを続けるしかない、というかそれをやってしまうのです。

 

メディアにも取り上げられて目立つのは、やりたいことが明確で、なおかつ成功しているケース。特に意識していない限り、普段の私たちには彼らが幸せそうに、生き生きとしている姿しか目に入ってきません。

しかし、情報に乗らない人たちのほうが多いのが現実です。大きな夢を掲げながら、かすりもせずに一生を終えてしまったケースは数え切れません。だからこそ、必ずしもやりたいことがある=幸せとは言えないのです。詳しくは新著『分断を生むエジソン』で全て描きましたが、主観は幸せを決め、客観は意味を与えるのです。

明確にやりたいことがない人は自分の気持ちさえクリアしてしまえば、様々な仕事に適応できるメリットがあります。決して悲観することなく、まずは「できそう」を決めて、あなたの物語を進めていきましょう。この話があなたのキャリアにとって少しでも参考になれば幸いです。

▼11月28日(木)『分断を生むエジソン』発売 著者:北野唯我

「どんな組織や会社にも分断はある」
「職場や組織をゆがめるそんな分断を、さらに煽り立てる者もいるから厄介だ」
「その現実に直面した時、みずから先頭に立って、その分断を乗り越える主人公になるにはどうすればいいのか。果たしてそんなことは可能なのか」――。

『天才を殺す凡人』などヒット作品を連発する著者が、ついに最新作『分断を生むエジソン』でそんなビジネスの最大問題に答えを出した!

著者は問いかける。
「私たちはいま、とてつもない高い氷山の前にいる。あなたは、どちらの道を進むのか」――。