「やりたいこと見つからない」と言い続ける人たち、その意外な共通点

主観は幸せを決め、客観は意味を与える
北野 唯我 プロフィール

自分という「主人公」の設定

その点で、ToDo型の人は物語を作る力に長けていると言えるでしょう。最初は自分ができそうなことに気づいたり、やりたいことのきっかけとなった原体験に出会ったりすることで物語は始まります。そして、「ああしてこうすれば自分にもできるかも」と徐々に妄想を膨らませていく。自分で自分の物語を作っているわけです。

どんな起業家も最初はバカにされた、という話があります。ですが、それは大成功する起業家の要素です。そもそも馬鹿にされないのは、それが容易に想像できてしまうからではないでしょうか。馬鹿にされるということは、想像もできないからであり、そのほうが実現した際のインパクトが大きいのは間違いありません。

つまり、そもそも、夢とはバカにされないぐらい遠くない限り、それはちょっと先の現実と呼ぶべきものなのです。だからこそ、それを自分に説得させるための物語が必要なのです。

 

話を戻し、「やりたいことがない」と嘆くBeing型がつまづくのが、自分という主人公の設定です。特に大事なのは主人公は「何ができそうか」という点。できるかできないかの2つの選択肢から選んでいるから決められないのであって、「できそう」という曖昧な設定でいいのです。

では、そのできそうをどう見つけるのか。これまで生きてきて、他人から褒められたけど自分ではピンとこなかったものと、やっていてストレスを感じなかったものを振り返ってみましょう。自然体で他の人以上にできてしまうことが才能や得意なことです。

これらを改めて意識することで、自分の心の状態を重視するBeing型の特徴にあった「これならできそう」が見つかるはずです。主人公の大事な設定も決まり、少なくとも物語は進んでいくでしょう。