JKビジネスに対する意識のズレ

私はトンミ氏の話を聞きながら、あるポスターを思い出していた。3年前に作られたもので、今更議論することでもないかもしれない。しかし、未だにポスターに書かれたコピーは私の脳裏に強烈に焼き付いて離れないのだ。

そのポスターは、JKビジネスに対する防犯企画として、愛知県中村警察署、日本マクドナルド株式会社、名古屋モード学園およびグループ校のHAL名古屋の協力企画で、学生が作成したものだった。

企画はこういうものだ。JKビジネスによって未成年である女子高生がリスク、トラブルに巻き込まれることも少なくない。それに対抗するポスターとして、5つあった優秀作品のうち、1点が最優秀作品に選ばれ、短期間ではあるが中村区の飲食店に掲載されたのだった。

そのポスターは、イラストや写真は一切なく、真っ白な背景の中央に黒い文字で、「真っ白な、君が好き。」と書かれていた。

このポスター企画には、大きな問題がある。

それは、「真っ白な君=JKビジネス等をしていない君」、言い換えれば、「JKビジネス等をしている君=真っ白ではない≒汚れている」と言っている点だ。さらにポスターの下段には、「JKビジネスは真っ白で素敵なあなたの価値を下げるだけでなく周囲の人たちを悲しませることでしょう」と書かれていた。

JK側へのネガティブなイメージづけは少なくない。photo/iStock