クレジットカードの高額な請求書が

しかし。「おそらく元夫は生活水準を落とせなかったんだと思います。小遣い制だから現金は自由になりませんが、クレジットカードをたくさん使ってしまい、高額な請求書が届くようになりました」

こんなに使っていたら、払いきれないよ。佐弓さんの指摘に、元夫は「そうだよね。もう使わない。クレジットカード、切っちゃっていいから」と反省を示した。が、カードが使えなくなり、それでも我慢ができなくて今度はサラ金に手を出した

「はじめは気がつきませんでした。でも、だんだん元夫の様子がおかしくなっていき……。温厚な人なのにキリキリしているというか、性格も角が立ってきて、いつも追い立てられている感じ。どうしたのかと思っていたら、なんとサラ金での借金が1千万円以上にもなっていたんです」

佐弓さんは驚愕したが、共働き時代に貯金していたお金からなんとか工面してお金を返した。が、元夫はこっそりまた借りた。それが、雪だるま式に膨れ上がっていった。最終的にはいくらだったのか、正確な金額を佐弓さんは知らない。

そんなにも大金は何に使っていたのか。いまに至るまで使い途については口を割らないので推し量るしかないが、おそらく飲み食いやキャバクラなどの遊興費。

「食い道楽で、たとえば寿司屋ならここと決めていて、食事にはお金を惜しまない人でした。人に好かれる人なので飲み友だちには事欠かなかったし、たぶん後輩にいい顔して奢ったり、みんなでキャバクラに繰り出してどんちゃん騒ぎしたりしていたんじゃないかな」

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借金を繰り返す、ある種の依存症を疑ってカウンセリングに連れて行ったこともある。

依存症ではありませんね、性格ですね、と言われて絶望しました。病気なら治療すれば治せるけど、性格は直せませんからね。幼少期、お母さんが働いていて寂しいのを紛らわせるためにお小遣いをいっぱいもらっていて、何かあるとパッと使ってストレスを発散していた、その癖がついているんじゃないかと指摘されました」