沢尻エリカ逮捕の5ヵ月前、日本史上最大のクスリ事件が起きていた

芸能人の一斉摘発が激増した理由は…
現代ビジネス編集部

密売人のナメっぷりに警察もキレた

それどころか、女優復帰の可能性すら日本ではある。2009年8月に逮捕された酒井法子が、執行猶予明け後すぐに舞台出演したことがその例だ。実際、情報番組やワイドショーでは「沢尻エリカの復帰がどうなるか」といった話題がすでにあがった。

このように、日本国内における麻薬取締法違反の場合、初犯だとほとんどが執行猶予で済むことが多く、それどころか2回目の違反でも執行猶予となったケースもあるほどだ。少なくとも日本は「違法薬物で死刑や終身刑になることはありえない」国なのである。

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ところが世界はまったく違う。今回捕まった犯人たちの母国である中国は、違法薬物に対して非常に厳しい姿勢をとっている。過去、日本の暴力団が中国で覚せい剤の密輸を行った罪で逮捕され、死刑判決を受けたこともあることから、1トンという覚せい剤の密輸など、中国であればまず間違いなく死刑となるだろう。

その点、日本国内で覚せい剤が見つかっても、日本の法律が適用されるため、死刑になることはまずありえない。そのため、クスリの密売人たちは日本を安全な「クスリの大保管庫」として使っていると考えられるのだ。

 

ただ、さすがに警察も1トンもの覚せい剤を目の当たりにて、中国密売人たちのナメっぷりに堪忍袋の緒が切れたことだろう。しかも新元号・令和を迎えて、すぐ翌月のことだっただけに、自身らのメンツを潰されたとも強く感じたはずだ。

一連の有名人の薬物逮捕者ラッシュにはこうした背景が伺える。警察の違法薬物の取り締まりは、年末にかけて一層強くなると言われているが、次に逮捕されるのは果たして……。