〔PHOTO〕iStock

「持ち家か賃貸か」災害多発時代の到来で、ルールはこう変わった!

変化に取り残されると大変なことに…

近年、自然災害が激化してきたことから、自身のライフスタイルについて考え直す人が増えている。これまでは、可能な限り持ち家の方がよいというのが一般的な価値観だったが、若い世代では、被災した時にすぐに住み替えられる賃貸の方が合理的と考える人も多い。大災害時代における住宅のあり方について考察する。

〔PHOTO〕iStock
 

日本は昔から災害大国だが…

このところ日本では自然災害が多発している。日本は昔から災害大国として知られているが、近年、発生している災害は、従来との比較で規模が大きくなったと感じている人は少なくないだろう。

自然災害による被害が増えているのか客観的に判定するのは実は容易なことではない。

技術の進歩で同じレベルの自然災害でも犠牲者が減るという効果があるし、経済水準によっても被害程度は変わってくる。台風や水害のように発生頻度が高く犠牲者が少ない災害と、巨大地震のように発生頻度は低いものの、甚大な被害をもたらす災害をそれぞれどう位置付けるかという問題もある。

自然災害には大きく分けて、地震、台風、洪水、土砂崩れ、火山などがあるが、1985年以降の発生件数ベースでは、台風による被害が約60%ともっとも多く、次いで地震が18%、洪水が15%という割合になっている。被害額ベースでは地震がもっとも多く、被害額の8割以上を地震が占める。