# リーダーシップ

「弱いリーダー」こそが、なぜか「大活躍する時代」になりそうなワケ

強いだけのリーダーの時代は終わった
北野 唯我 プロフィール

「従わせる」ではなく、「発揮してもらう」

そもそも人口減少の影響で買い手と働き手が減少し、日本の国内産業はシュリンクしつつあります。一方で、中期経営計画で売上や利益目標値をわざわざマイナスに置く企業はほとんどない。つまり、企業側は今までより少ない社員数で結果を出すことが求められているのは明らかです。

そのために刻一刻と変わる状況を素早く分析し、いかに多様なアプローチで新たなアイデアを提案できるかが肝となっています。リーダーの役割は、大量の社員を思い通りに従わせることではなく、優秀なメンバーそれぞれに個性を発揮してもらうことに変わりました。

そこで求められるリーダーの弱さについて、内容は問いません。自身の弱さを経験したリーダーだからこそ弱さを含めた自分を認めることができるようになる。その飾らない姿を周囲に見せられるか否かが大事なのです。リーダーの嘘のない姿勢に対して組織のなかで信頼と安心が醸成されれば、周囲の人間もそれぞれの能力を発揮して組織に貢献してくれるようになるでしょう。

 

勝ち方が変わった

勝って当たり前の時代から、いかに負けないかの時代に突入した現代では、失敗の捉え方を正しく理解している弱いリーダーのほうが成功しやすいといえます。

強さだけを知っているリーダーは成功を経験しているため確かに優秀です。しかし、それがために負けを認められず、勝って当たり前という認識から抜け出せません。

それが大きな挑戦に伴う失敗だとしても無駄なものと考えています。