〔photo〕iStock
# リーダーシップ

「弱いリーダー」こそが、なぜか「大活躍する時代」になりそうなワケ

強いだけのリーダーの時代は終わった

「弱いリーダー」の時代がやってきた

これまで世のビジネスパーソンが抱える悩みを鮮やかに構造化し、救いの手を差し伸べてきた北野唯我さん。デビュー2作で累計26万部を達成し、その驚異的な売れ方で「令和のビジネスリーダー」と呼ばれている。その北野さんが、このほど最新刊『分断を生むエジソン』を上梓した。

組織づくりのプロフェッショナルとして、北野さんがこの本で伝えようとしているのは、世の中や職場に分断が生まれてしまう仕組み、そのなかでリーダーが果たすべき役割についてだ。そんな新刊から、立ちはだかる壁に挑み続けるビジネスリーダーに必要なエッセンスを短期集中連載でお伝えしていく。今回は「弱いリーダー」こそが達成できる新時代の成功について解説してくれた。

有能な経営者はなぜ「失敗」から語り始めたのか

これからは「弱いリーダー」こそが生き残る。時代が大きく変わるにつれ、私はそう確信するようになりました。「いやいや、強いリーダーこそ求められているのでは?」と思った方も多いかもしれません。しかし、世界を見渡しても、これからの日本の労働環境を考えても、リーダーの弱さが大きなポイントとなるのは明らかです。

すでに世界では等身大の自分を伝えるリーダーの重要性が話し合われています。ヤング・グローバル・リーダーズ(以下、YGL)をご存知でしょうか。

 

かの有名なダボス会議を開催する世界経済フォーラムに選出された、40歳以下の若手リーダーたちのことです。毎年YGL年次総会が行われ、世界中の若手リーダーたちが一堂に会します。

ある時、自由に話せるフリーセッションで、アメリカで活躍する一人の企業経営者が手を挙げたといいます。てっきり自身の本業について雄弁に披露するのかと思いきや、始まったのは彼自身がリーダーとしての重責に押しつぶされた際の話でした。