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日本人が知らない、初代新幹線「0系」デザイン誕生秘話

タバコがモデルだったなんて…

頭を抱える担当者

世界初の高速鉄道として開業してから55年、時速200km以上で列島を走る新幹線は、いまや日本人の「足」として毎日利用されている。

そのユニークな車体は古今東西、多くの人々に愛されてきた。なかでも特に人気が高いのが、開業当時に運行していた車体「0系」である。

'64年から'08年まで運行していた0系の特徴は、モグラのような愛嬌のある「顔」と、白色を基調とし、青色が差し込まれた、爽やかな配色だ。

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当時、高速運行する一般的な鉄道の車体は赤色系であることが多かった。ではなぜ、0系は白と青だったのか。この色使いが決定するまでには、ある逸話がある。

 

'62年2月。新幹線は東京五輪に合わせて開通することが決定していたため、車体の実装には2年ほどしか猶予がなかった。

そんななか、国鉄社内の会議室に集った関係者たちは頭を抱えていた。車体の配色が一向に決まらないのだ。