海猫沢めろんさんは素晴らしく正直で勇気のある作家さんなのである。「なぜ日本女性は子どもを産みにくいのか」「女性の家事の時間が多いのはなぜか」「家事協業をどうしたらいいのか」という記事を多く公開しているFRaUWebに、率直な意見を寄せてくれたのだから。

つまりはそれってずばり多くの男性の「本音」と言えるのではないだろうか。それこそ責めるのではなくて、「なるほど、そういうふうに思ってるんだー」から、物事はきっと改善……する……はず……なのだ。

ということで、全国の女性たちの注目の中、「こういう意識って日本人男性だけなの?」の疑問をアメリカ人にもぶつけたりして、めろんさんが真相に近づいてみた!

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海猫沢めろんさん原作・カリスマホストの育児漫画『キッズファイヤーー・ドットコム』試し読みはこちら

アフリカにちょっと行っただけで
アフリカ通みたいなもの

先日、育児をしている男3人でイベントを行った。

大学の先生であり子育て本を出した常見陽平さん育児漫画を描いている宮川サトシさん、そしてぼくというメンバーである。全員が父親の目線から子育てについてさまざまなことを語り合ったのだが、男が育児について語るのは危険である。

ネットでは連日のように育児について訳知り顔で語る男性の発言が炎上し、イクメンなどと自称しようものならお母様方にうさんくさい目で見られる。これらについてはわからなくもない。ちょっとツアーでアフリカに行っただけだけの旅行者が「アフリカ、けっこう快適だったわー」とか言っているようなものだからだ。これでは、「おまえらせめて1ヵ月くらい水なしでサバンナをさまよってから言えやーー!」とばかりに攻撃されるのは確実。ワンオペしてない男に、母の苦しみなど理解できるわけがないのだ。

ケニア国立公園にガイドと車で行ってアフリカを「語る」ことはできるのだけれど、「ゲスト」としての語りだ。育児と家事に関して言えば、男性はツアー客ではなくて住人なはずでは…… Photo by iSotck

そんななか我々は細心の注意を払って鼎談したわけだが、そのなかで、ふと3人とも似た部分があることに気づいた。

それは、家の中のふるまいである。

家で育児をするとき、妻の目を気にしている……というか、妻との関係性のなかで育児をしている部分が少なからず、ある。今回の3人に限らず、育児をしている男性と話すと、

「妻に怒られたくないから育児を手伝っている」
「妻に褒められたいからやっている」
「家庭を円満にするためにやっている」

そんな意見を聞くことが多い。

「あれ? 男って……なんか結局、主体的に育児してないんじゃね?」