2019.11.26
# エンタメ

女優・深川麻衣が語る、乃木坂46を卒業して3年で変わったこと

「セカンドキャリア」をどう歩くか
松谷 創一郎 プロフィール

深川麻衣が芸能界に入ったのは、乃木坂46の1期生オーディションがあった2011年のことだ。専門学校を卒業し、東京でアルバイト生活をしていた20歳のときだった。デビューは翌2012年。現在の芸能界では、年齢的にやや遅いスタートだ。

それから5年間のアイドル活動を経て、2016年9月にグループを卒業する。ひとりとなり女優業に専念して3年が経過した。

現在にいたるまで、深川は言葉を探して丁寧に話す。

後悔は、しなかった

──現在と比べると、乃木坂時代は忙しかったんですか。

そのときはそのスケジュールに慣れていたのですが、今振り返ると忙しかったですね。1日にいくつも仕事が入っていることが当たり前だったので。友達と旅行の計画をたてることも難しかったです。

──2016年6月に乃木坂を卒業されますが、これはどういう思いからですか?

お芝居の仕事をもっとしたい、勉強したいという気持ちが強くなり決断しました。
グループにいながらでもできるんじゃないか、というアドバイスもいただきましたが、自分の中では、絶対にこのタイミングがベストだという変な直感があって。グループの看板が外れたとき、自分がどうなっていくのか知りたかったというのもありました。

──当時の乃木坂は上り調子でした。もう1年いたらもっと知名度が出るかも、といった打算はなかったんですね。

自分の知名度なんて全く考えていなかったです。環境を変えてみたかったですし、その選択が自分にとって本当に良かったのか、あとになって振り返ってみないとわからないとも思ったんです。

だから、たしかに賭けに近かったのかもしれません。例えばあと1年という時間があるとして、これから自分が進もうとしているところにその時間を充てるのか、今いるところに充てるのかと考えたとき、前者のほうが自分にとってはいいと思ったんです。

 

──けっこう悩みましたか。

そうですね。すごく悩みましたし、いろんなシミュレーションをしました。卒業をして本当にお芝居の仕事をできるのか、預かってくれる事務所が見つからなくて結局引退というかたちになるんじゃないか、とか。うまくいかなかったときのことも考えたときに、それでも後悔しないなと思えたので、スパッと卒業できました。

──後悔しないって思えたんですね。

はい、思えましたね。

卒業ライブの次の日に自分がどう思うのか、少し怖かったのですが、起きたときにすごく清々しい気持ちだったんです。あ、本当にやりきったんだなと思いました。自分の中ではグループで出来ることはぜんぶやりきったという気持ちで、後悔は全くなかったです。

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