稼げる人が「無能な上司」すら勝たせる、もっともなワケ

仕事でいちばん大事なこと
松本 利明 プロフィール

上司を敵に回さないこと

ところで、人は事前に相談しにきた上で、自分の意見がとり込まれていると賛成側に回り、そうでなければ反対側に回ります。ですから、全員の意見をとり込もうとすると最大公約数の提案にしかならなくなります。そうなると、あなたが本来提案したい内容とかけ離れてしまうこともあるでしょう。

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営業と製造で意見が180度違うなど、組織や立場が異なれば真逆の意見が出てくることも少なくありません。

そこで、関係者全員をおさえ込めない場合は、最低限おさえておく人、敵に回すとやっかいな人だけに対象を絞るのが得策です。

そして、最も大事なことは、上司を敵に回さないことです。

上司が上役からの覚えが悪く評価が高くないからといって、無視して上役に直接根回しをしてはいけません。上司は自分に自信がなければないほど、無視されると怒ります。

 

上司を動かし、あなたも同席して上役に根回ししましょう。上役も、直属の上司を飛ばしてこられるのは嫌がります。

「上司を無視するということは、自分も無視してさらに上の人間に根回しされそうだ。これは、やっかいだ」と思われ、百害あって一利なしです。

また、上司を立てながらあなたがまっとうな対応をとれば、上役のあなたに対する印象もよくなります。

また、根回しは重要ですが、派閥に入ることはお勧めしません。

あくまでも「中立」の立場を通しておきます。立ち位置を決めて、すべての人に公平に振る舞ってください。

偏りがあると、「○○派閥」などと周りに思われてしまいます。事実はどうであれ周りがそう認識したら、それが事実であるかのように組織中に広まるので注意してください。