稼げる人が「無能な上司」すら勝たせる、もっともなワケ

仕事でいちばん大事なこと
松本 利明 プロフィール

反発すれば自分が損をする

それでもNOと言われたら、なぜかを聞いてみればいいのです。上司は上司なりに理由があるはずです。

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もしかしたら、あなたが提案するやり方よりも、違うやり方が向いていると思っているのかもしれません。もしくは、あなたの提案は上司がOKを出すレベルに至っていなかったのかもしれません。

そのときは、遠慮なく上司の言うやり方を教わり、身につけてしまいましょう。

どんな形であれ、上司は過去に何かしら貢献を重ねてきたので、あなたより上の職位なのです。

「わからず屋」と思う前に、上司の立場に立って、どうやれば納得し承認できるかを考えてみましょう。「なぜダメなのか?」だけでは思考が止まってしまいます。「どうしたらできるのか?」も一緒に考えながら、提案のレベルアップを図ってみてください。

異なるやり方を柔軟に受け入れて消化できないと、次のレベルには上がっていけません。

稼げない人は、上司と対立するか、とり入ろうとします。

 

上司と密にコミュニケーションをとり、自分以外のメンバーの状況などを伝えると、上司には重宝がられます。部下が実際に何を考え、どんなことをしているかを上司は知りたいからです。しかし、結果が伴わない限りは、重宝がられるだけで見切られます。

あなたが本物になれば、いずれ上司を追い越す日が訪れます。

このとき最も怖いのが「嫉妬」です。部下に追い越されたことも誇りに思ってもらえるようにしないと、最大の敵になる可能性があります。ただし、上司を勝たせ、手柄を渡していれば大丈夫なはずです。

そして立場が変わっても、仕事を教えてくれた人であり、先輩として敬意を払うことです。そこまでやれば、「あいつは私が育てた」と逆に応援してくれるようになります。

上司は旅の仲間の一人です。期待しすぎず、馬鹿にせず、勝たせることでいい仕事をしていきましょう。