外国人投資家が動いた!
いったい、東京エレクトロンにいまなにが起きているのか。前出・藤本氏が言う。
「じつは直近は、外国人投資家による一旦の利食い売りなどで起きているんです」
今年はここまで大躍進してきたわけだが、懸念の米中貿易戦争が落ち着きを見せてきたところで、利益確定売りが一気に出てきているというわけだ。
「結果として、東京エレクトロンの株価は反落局面に入っています。しばらく、上値の重い展開が続きそうです」(前出・藤本氏)
そんな東京エレクトロンとは対照的に、今週の『Phantom株価予報AIエンジン』が上昇相場を予想するのが飯田グループホールディングス (3291)である。
飯田グループホールホールディングスといえば、戸建て販売で約3割のシェアを持つ不動産業界のトップ企業として知られる。
2020年の東京オリンピックを前にしていよいよ不動産不況の足音が聞こえてくる中にあって、飯田グループホールディングスは最近発表した中間決算で売上、利益ともに計画を上回ったばかり。
厳しい市況にあってなお底堅い経営力を見せつけた形で、いま市場での評価が急上昇しているのだ。