2019年の「隠れ大活躍」銘柄がある
では、そんな日本株市場でズバリ的中率80%を超える『Phantom株価予報AIエンジン』(財産ネット社開発・運営、詳細はhttps://phantom-ai.com/)が導き出した「今週の注目銘柄」を紹介しよう。
今週の『Phantom株価予報AIエンジン』がピックアップした大本命銘柄は東京エレクトロン(8035)である。
東京エレクロトンといえば、半導体製造装置で世界トップクラスのグローバル企業である。今年は「半導体銘柄」こそがまさに米中貿易戦争や日韓対立などの外部要因に大きく翻弄されてきた「最大被害者」であるが、そうした中にあって東京エレクトロンの「大活躍ぶり」はマーケットで大注目されている。
財産ネット企業調査部長の藤本誠之氏が言う。
「なにせ、東京エレクトロンの株価は年初1月4日安値の1万1595円から11月18日高値の2万3270円まで、この間に約2倍の株価上昇となっているんです。2018年は米中貿易戦争リスクからの売り浴びせで大きく下げていましたが、2019年にかけてほぼ前年戻しとなっている。じつは、2019年の『隠れた大活躍銘柄』なんです」

そんな東京エレクトロンが直近で発表した最新決算では、2020年3月期の売上高を従来予想から100億円上方修正して1兆1100億円に、営業利益も同50億円上方修正して2250億円とした。
まさに業績も絶好調なので、さらに株価も絶好調――。
かといえば、じつはそうではない。意外なことに、ここへきて株価が下落し始めているのだ。