2019.12.08
# 介護
40代独身の妹が「介護離職」を言い出して「家族が崩壊」しかけた話
実は大きな落とし穴があった介護はムリ
故郷で暮らす老親に介護が必要になると、子は慌てます。「ヤバい、どうしよう」と……。
とはいえ、「自分が親の介護をするのはムリ」と考える人が多いのではないでしょうか。

「ムリ」な理由はいくらでも出てきます。
仕事がある。こっちに家族がいる。なにより遠い……。
食事介助やトイレ介助なんてやったことがないし、そもそも傍にいないのに、どうやって――こんな様々な難問が頭をよぎるものです。
そんなとき、きょうだいの誰かが「介護を引き受ける」と申し出てくれたら、「渡りに船」と思うかもしれません。
しかし、じつはそこには「負の連鎖」が待ち受けていることが少なからずあるということをご存じでしょうか。
トオルさん(46歳:仮名、東京都在住)はまさにそんな一人です。