その「ふらつき」「めまい」「立ちくらみ」放っておくと、死にますよ

それは大病のサインかもしれない
週刊現代 プロフィール

症状が治らず、別の病院で検査をしたところ、がんが見つかり、しかも脳に転移していたという。

「ふらつきの原因は、がんが放出するホルモンや炎症性の物質によって全身に障害が出る『傍腫瘍性神経症候群』だった可能性があります。肺小細胞がんの場合、特に併発しやすい。がんが放出した物質によって、血圧や血糖値が下がって、ふらつきが出ていたと考えられます。

残念ながら、この患者さんは、ふらつきを感じ始めてから半年ほど経ったころに亡くなりました」(大場氏)

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摘出したはずのがんが…?

2年前、ふらつきから見つかったがんで夫と死別した墨田洋子さん(仮名、58歳)が回顧する。

「夫は62歳のときに、『歩いているときにふらつく』と言うようになりました。近所のクリニックに相談したところ、メニエール病だと診断されて、めまいを止める薬の点滴を受けていました。

2年ほど治療を続けましたが、それでもなかなか良くならない。そこで、別の病院にかかってみたところ、脳を検査したほうがいいと言われたのです。