検索ワードのビッグデータで発覚!シフォンケーキの「失敗ポイント」

ヤフー「ビッグデータ探偵団」が語る①
池宮 伸次 プロフィール

今や、何か日常生活で困ったことが起きたときには、まずネットで「検索」することが当たり前になりました。毎日、老若男女問わず日本中の人々が利用する「Yahoo!検索」キーワードのデータのログには、人間の関心や悩みや課題など、日本人の生の声が膨大に蓄積されているのです。

それを活用すれば、コストを抑えたうえで、多くの人を対象にした確実な情報を、リアルタイムに集めることができます。検索キーワードのビッグデータは、ユーザーニーズがザクザク発掘される宝の山のようなものだともいえるでしょう。

単に「ビッグデータ」とだけ聞くと、なんだかよく分からないし難しそう、という印象を持つ人も多いかもしれません。でも、シフォンケーキや洗濯機の話であれば、少し身近に感じられるという人が多いのではないでしょうか? 

ちなみに、「シフォンケーキ 失敗」のお話は、ビッグデータのもつパワーや魅力をわかりやすく、そして面白く伝えることを目的に作成している「Yahoo!ビッグデータレポート」の最新作です。

データに基づいた暮らしへ

これからの時代、ビジネスでも日常生活でも、データをベースに物事を考えたり、判断したりすることが増えていくと予想されます。

現在もすでに私たちの日々の生活のなかで、様々なことがデータとして蓄積されています。心拍数や歩数の計測など、自分の健康状態をスマートフォンで計測して記録をつけている人もいるかもしれません。

これから10年も経たないうちに、衣・食・住、生活の様々な事象について、よりロギング(記録・蓄積)することが当たり前になっていくと考えられます。

データに基づいた暮らしへとシフトすると、それだけ私たちも恩恵を受けやすく、その結果生活はより便利になっていくはずです。その一方で、身の回りのあらゆることが記録されるわけですから、データの集積もどんどん増大していきます。現在のコンピューターの性能では到底、処理しきれないほどの膨大な量になるでしょう。

そのときに私たちに問われるのは、それらの膨大なデータを効果的に活用できるかどうか、ということです。つまり、これからより伸びていくのは、大量のデータを上手く扱い、その価値を真に発揮させることのできる人や企業、技術なのです。

私とデータは、一心同体

私にとってのビッグデータの最大の魅力は、第一に、曖昧なものを数字に置き換えられることの楽しさ、そして第二に、それらのデータを比較したり分析したりすることで、新しい発見や気づきを得られることの面白さです。

何か物事を決めなくてはならないとき、データに基づいたという確実な判断材料があれば、安心して決断を下すことができます。もちろん、そのデータそのものが正確で正しいことが大前提ではありますが、データ、すなわち事実に基づいて判断することが、最も正確で、かつ効率が良く合理的です。

もともと私は、曖昧なことが好きではなく、事実や数値に基づいた結果の上で判断したいタイプです。そんな私にとって、世の中の物事の判断基準が詰まっているともいえるビッグデータは、何物にも代えがたい存在ともいえます。

ちなみに、私はもともとデータを専門的に勉強していたわけではなく、文系の学部を卒業した後、出版社で編集者として働いていました。ヤフー入社後、人々が考え付くあらゆる言葉が詰まった検索データの面白さを認識して分析に夢中になり、気づけば「Yahoo!ビッグデータレポート」の編集長になっていました。

私が初めてデータ分析に取り組んでから12年ほど経った今でも、データを見ていると新しい発見や気づきを得られますし、掘れば掘るほどに、まだまだ面白い面が見えてきます。

今後も、皆さんのためになるレポートをお届けすると同時に、様々なビッグデータの分析や活用の可能性を模索していきたいと考えています。

「Yahoo!ビッグデータレポート」の最新作はこちら(https://about.yahoo.co.jp/blog/tags/bigdata/)から、バックナンバーはこちら(https://about.yahoo.co.jp/info/bigdata/)からご覧いただけます。