7大陸・68カ国を駆ける「地球の広報」として、『ガンジス河でバタフライ』(幻冬舎文庫)など数多くの旅エッセイを綴ってきた、旅人でエッセイストのたかのてるこさん。昨春発売の“500円写真エッセイ本”『生きるって、なに?』は累計8万部を超え、今秋発売された第2弾『逃げろ 生きろ 生きのびろ!』も累計4万部に。口コミでシリーズ累計12万部となり、世代を越えて大きな反響を呼んでいます。

そんなたかのさんが「ひとり旅の極意」を教えてくれる本連載では、皆さんのひとり旅に対する疑問にたかのさんが答えていきます。今回の質問はこちら。

Q. ひとり旅をするには、ある程度の時間と費用が必要だし、それに見合うだけの体験が出来るのか不安で、なかなか踏み切れません。 たかのさんは、そこのハードルをどう乗り越えられたのでしょうか?
(女性・自営業)

まずは、航空券を買ってしまおう!

新しいことにチャレンジするのは誰でもおっくうなので、初めてひとり旅に出るのは、めちゃくちゃ勇気がいると思います。とくに年を重ねれば重ねるほど、失敗するのが怖くなってくるもの。

でも、旅の素晴らしいところは、スポーツのように順位を決めるものではないので、「誰の旅が一番優れている」などと競うものではないところにあります。人間、生きてさえいれば失敗ではないので、生きて帰ってきさえすれば、その旅は大大成功だといえます。
 

〔PHOTO〕デビュー作『ガンジス河でバタフライ』の表紙より

とにもかくにも、ひとり旅に出る最もてっとり早い方法は、なんとか休みをゲットしたら(海外の場合、できれば最低1週間〜10日はほしいところですが)、あーだこーだと心配せずに、一番気になっている国行きの格安航空券を買ってしまうこと!

何を隠そう、私自身、この方法で旅立ちました。拙著『ガンジス河でバタフライ』にも書かせてもらっていますが、私が海外ひとり旅デビューすべく、なんとか勇気を奮い立たせて購入したのは、3日後発の格安航空券でした。