新年あけまして……寒い日が続きますね。「早起きは三文の得」といいますが、正月休みの朝には浜辺に行ってみるのはいかがでしょう。運が良かったら、「深海魚」とばったり会えるかもしれませんよ?
講談社の動く図鑑「MOVE」の公式サイト「WebMOVE」からの出張連載。モンスターハンター・平坂寛、カッコいい深海魚を「拾って」「食べて」みた!
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寒い日だけ「拾える」深海魚
テレビや本の中ではなく自然界で深海魚を見つけるのはちょっと大変だ。
漁師さんに頼んで漁へ連れて行ってもらったり、船をチャーターしてつりあげたり……。なかなか気軽に一人で捕まえに行けるものじゃあない。
でも、寒い冬から春のはじめにかけてだけ、船も漁師さんも特別な道具もなしに出会える深海魚がいる。しかもとびっきりカッコいいやつが!
それがこれだ。
細長い体にはバショウカジキかスピノサウルスのような背ビレ。
そして大きな顔には青くあやしく光る眼。大きく裂けた口にはたくさんのするどいキバ!
しかも大きなものだと150センチにもなる。
なにコレ!? 怪獣?

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このおっかないけどカッコいい魚の名前は「ミズウオ」。
普段は水深数百メートルの暗い海を泳いでいる深海魚だ。
で、おもしろいことにこの魚はなんと海岸で“拾える”。
そう! ミズウオは深海魚なのに、冬になると砂浜に打ち上げられてしまうんだ。
中にはビクビク動いているものや波打ち際でフラフラ泳いでいるものもいる。
これを探すのが……チョーたのしい!!
でも、なんでこんなことがおきるの?