キムワイプさん

理系の友「キムワイプ」本人を直撃したら…選ばれ続ける理由を熱弁!

実験の必需品、愛し愛され50年突破!
実験器具の拭き取りに欠かせない存在として、長年愛されている「キムワイプ」。吸収性の高さや毛羽立ちにくさなど使い心地の良さはさることながら、あの絶妙なサイズ感やザラザラした触り心地、そして緑色のカーブが描かれたパッケージに、無性に愛着を持っている方も少なくないのでは?

そんな「キムワイプ」の魅力に迫るべく、製造元の日本製紙クレシアに突撃! お出迎えをしてくれたのは、なんと……キムワイプさんご本人!?
キムワイプキムワイプさんご本人がっ!
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今回はキムワイプさんに、「キムワイプ」の意外と知らなかったお話をいろいろうかがいました!
〈「リケラボ」より転載 元になった記事はこちら

日本で販売されて50年が経過

──今では研究に携わる人たちの間で当たり前の存在となっているキムワイプですが、いつ・どんなふうに誕生したのですか?

当社の技術提携先であるアメリカのキンバリー・クラーク社が、第二次世界大戦中に光学レンズの拭き取り用に開発したのが始まりです。「キムワイプ」の製品名は、「キンバリー(Kimberly)」の“kim”と、「拭く」という意味の“wipe”を合わせて名付けられています。

もともと、キンバリー・クラーク社は理美容向けとしてお客様の首に巻く紙製品を1924年に発売していました。その後大戦中にさまざまな物資が不足するなか、レンズの研磨技師が布の代わりにその紙を使用していたというのがきっかけとなり、1942年に「キムワイプ」が誕生したと聞いています。

──日本で発売したのはいつごろだったのでしょうか?

 

1969年です。当社(日本製紙クレシア)とキンバリー・クラーク社との提携により日本でもキムワイプが販売されるようになりました。日本では当初から実験器具の拭き取り用製品として展開され、今では産業用ワイパーとして定着し、多くの研究室や工場、病院などでご使用いただいています。

キムワイプの製造元である日本製紙クレシア
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キンバリー・クラーク社はグローバルに拠点を持っているので、キムワイプそのものは世界で広く販売されています。ですが、国ごとに少しずつ違いがあるんですよ。

研究者目線で考える製品づくり

──キムワイプといえば、ザラザラとした触り心地が特徴的です。あの質感には何か理由があるのですか?

キムワイプ独特のザラザラした質感は、独自の「クレープ加工」によって細かいシワをつけることで生まれています。これは日本のキムワイプ独自の製法です。