メンタルが強い子の親が、絶対に子どもを「特別扱い」しないワケ

むしろ愛情過剰な親が子どもの毒になる
エイミー・モーリン プロフィール

子どもにも責任を課す必要がある

キャロルとトムは、数週間にわたって基本的なルールをつくり、娘に責任を課し始めた。彼女をほめちぎったり、これでもかとモノを与えたりするのをやめた。ブリタニーは生まれて初めて、お小遣いをもらうために家事を手伝わなくてはならなかった。

当初、ブリタニーの態度はさらに悪化した。一歩も譲らず、何一つやろうとしなかった。でも両親も一歩も引かない。すべてを「ブリタニー中心」にするのをやめたのだ。特権を手に入れたいならよい行動を取れと求めたし、「親切であること」を重視し始めた。そして、娘の要求を何もかも聞き入れるのも、すっぱりやめてしまった。

 

そして、ブリタニーの「親の人生は私を中心に回っている」という認識を改めるため、一人の時間や夫婦の時間を取るように心がけた。ブリタニーが生まれてから、二人のアイデンティティは「エンジニアのトム」でも「図書館員のキャロル」でもなく、「ブリタニーの親であること」しかなかったが、それは結婚生活にも個人の生活にも、望ましい状態ではなかったのだ。

うそのないほめ言葉と愛情を与えよう

子どもをほめてはいけない、ということではない。子どもをうぬぼれ屋にするようなほめ言葉をやめ、人格形成に役立つ健全なほめ言葉を口にしよう。

1.思いやりのある行動をほめる。

親切な行動をほめれば、子どもはほかの人を丁寧に扱うことの大切さを学ぶ。

2.結果ではなく、努力をほめる。

成功した結果をほめると、「親の承認を得るには、みんなより優れていなくちゃいけない」と教えることになる。子どもの努力や姿勢をほめよう。そうすれば、親が優れていることより努力を重視している、と気づくだろう。

3.自分の力でできることをほめる。

かわいい、頭がいいなど、生まれつきの資質をほめても役に立たない。自分で何とかできることではないからだ。わが子の行動をほめよう。