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安倍首相がついに「一旦総理を退任→再登板」を構想し始めた可能性

『山形有朋』から学んだこと

桂太郎を抜いた

安倍晋三首相の在職日数が通算2887日に達し、明治と大正にわたって歴代最長だった長州(山口県)出身治家の桂太郎を抜いた11月20日――。

朝日新聞(同日付朝刊4面)に「桂太郎さん どんな人―安倍首相が在職最長記録更新 同郷の元首相、日英同盟・日露戦争後に退陣・調整型『ニコポン宰相』」との見出しを掲げた記事が掲載された。

桂太郎(1848年~1913年)photo by gettyimages
 

同記事は、千葉功学習院大学教授のコメント「桂と安倍氏の政治手法は対照的だ」に続いて以下のように記されている。

《桂は、ニコニコと笑って背中をポンとたたき、相手を説き伏せて、丸め込む。桂が得意とする手法で「ニコポン宰相」と呼ばれた。…千葉教授は「桂は調整型の政治家。当時は議院内閣制でないため、内閣の力が弱かった。

陸海軍や政府官僚組織など、時に主張が対立する組織の間を取り持ち、政権維持のためにも、協調主義的な政治手法を行う必要があった」と話す。かたや、安倍氏は「剛直な政治手法が特徴だ」と指摘する。

第2次政権発足以降は、特定秘密保護法の制定や集団的自衛権の行使などを容認する安保法制を進めた。首相官邸直属の「内閣人事局」を創設して中央省庁幹部の人事権をも掌握。いまは、憲法改正という実績を残そうと力を注ぐ。……》

要は、「協調的な政治手法」と「剛直的な政治手法」の桂、安倍両氏に際立った違いがあるというのだ。対照的であることは事実であろう。