# 老後 # 年金 # 2000万円問題

いよいよ「50歳」が老後を左右する「運命の分かれ目」になったワケ

「6つのルール」を守れていますか?
荻原 博子 プロフィール

ルール⑥借金を減らして、現金を増やす

現在は国を挙げて「投資をしなくては、将来が不安」という風潮になっていますが、私は「ちょっと待った!」と言いたいです。投資をする前に、しっかりやっておかなくてはいけないことが抜け落ちていませんか。それは、「借金を減らして、現金を増やす」ということ。

いまは、デフレという状況です。今後はインフレになる、現金(キャッシュ)はインフレに弱い、だから投資をしなければ──と言われ続けてきました。でも、振り返ってみれば、この間の日本はずーっとデフレのままだったのです。

デフレとは、モノやサービスの価格が下がり、相対的に貨幣の価値が上がる状況。銀行にお金を預けてもほとんど利息はつきませんが、実は、現金の価値は前の年よりも上がっているというのがデフレです。

借金についてはどうでしょうか。デフレの中の借金は、相対的に増えます。昨年1万円の借金をして買った同じデジカメが、今年は9500円の借金で買えます。つまり、前年に借金をした人は、今年借金をした人よりも借金が500円増えているということ。

ですから、デフレの中での鉄則は「借金減らして、現金増やせ」

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私は、バブル崩壊以降、「借金減らして、現金増やせ」と言い続けてきました。投資を勧めるような人たちからは批判もされたのですが、実は、これをしっかりやってきたところがあります。それは、日本の企業

 

バブル崩壊以降、借金である不良債権を処理し、現金である内部留保(利益剰余金)を貯め続けて、500兆円近くになり、いまや日本の企業の財務内容はピッカピカ。でも、その一方で働く人に回るお金は絞られ、家計は窮するようになりました。

ならば家庭も、見習うべし!

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