2019.11.23
# サッカー

大接戦のJ1は三つ巴の優勝争いに…残り3節の行方を予測する

FC東京か横浜か、それとも鹿島か
二宮 寿朗 プロフィール

残り3試合…終盤戦の難しさ

ここまで上位陣が終盤戦に勝ち点3を積み上げることに苦しむというのは、滅多に見られるものではない。とはいえ、優勝を意識して過度のプレッシャーが掛かり、相手も残留やACLが懸かって予想以上の力を発揮するという終盤戦の難しさを如実に示すシーズンでもあった。

もう1つは柏レイソルがJ1初制覇を果たした2011年シーズンである。

柏が勝ち点65で首位に立ち、同63のガンバ大阪が2位、前年優勝の名古屋グランパスが3位につけて残り3試合を迎えた。13年シーズンの展開とは違って、上位3チームとも崩れなかった。柏とG大阪は2勝1分け、名古屋は3連勝でフィニッシュして1位柏、2位名古屋、3位G大阪という最終順位だった。

 

この2つのケースと限りなく近いのが鹿島の3連覇となった2009年シーズンである。川崎が58で首位に立ち、2位鹿島(57)、3位G大阪(54)と勝ち点4差以内に3チームがいた。

川崎は第32節で、既にJ2降格が決まっていた大分トリニータにアウェーで敗北したことが痛かった(しかし当時の大分は西川周作、清武弘嗣、家長昭博、東慶悟ら多くのタレントを擁していた)。逆に鹿島は終盤5連勝して、残り2試合をしっかり勝った川崎を抑えて優勝している。G大阪は2勝1敗でそのまま3位にとどまった。

2013年は第31節終了時点での3位チーム、2011年は1位チーム、そして2009年は2位チーム。つまりどこが優勝してもおかしくはないという状況をご理解いただきたいと思う。ただ当然と言えば当然だが、残り3試合で最低でも勝ち点6は積み上げていないとどのチームも優勝に届いていない。

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