メンタルが強い子の親が、子育て中絶対に「しないこと」があった!

必要なのは「失敗させる勇気」
エイミー・モーリン プロフィール

子どもを自立させるための声がけ

マリアは、14歳のテイラーに今失敗を経験させなければ、ゆくゆくさらに大きな問題を抱えることを自覚し、子どもの日常生活を細かく管理するのをやめた。いっぽうテイラーは、母親の意見を聞かずに選択し、行動する訓練をした。

最初テイラーは、小さなことを決めるのにも苦労した。「ママ、このシャツかピンクのシャツ、どっちを着ればいいの?」と聞くのは、母親の意見を引き出すためだけでなく、承認してもらえないと、ささいなことを決める勇気も出ないためだった。マリアはこんなふうに答えることを学んだ。「どちらもいいと思うよ。あなたはどっちがいいと思う?」

テイラーには、「自分で決められるし、失敗しても立ち直れる」という自信をつける必要もあった。マリアは手を出すことをやめ、「あなたなら失敗に耐えられる」とテイラーを励ますことに心を注いだ。テイラーは生まれて初めて成績が少し下がり、とんでもない失敗もいくつかしでかしたけど、「何とか対応できる」と身をもって知ったし、失敗から学ぶこともできた。

 

失敗を学びのチャンスに変えよう

子どもがお粗末な選択をしたり、決めたことがいい結果を生まないこともあるだろう。だが、「別に最悪の事態じゃないし、今後も目標を目指して頑張ればいいだけ」と学べる。わが子に、「あなたはメンタルが強いから、失敗に真っ向から立ち向かえるよ」と教えよう。

研究によると、出来事の振り返りは、結果にかかわらず学びにつながるという。人生の出来事について、親子で会話をし、学びのチャンスにしよう。

振り返りを実りあるものにするコツは、以下の通りだ。

〇子どもが成功したとき:
さらに改善できる分野について話し合おう。子どもがミスに気づけば、「次はもっとうまくやろう」という意欲につながる。でも、うまくできたことも、きちんとほめよう。

〇子どもが失敗したとき:
大事なのは、きちんと話をすること。「何を学んだ?」「自分ではどうだったと思う?」と子どもに尋ねよう。失敗したときは、子どもは話すのを嫌がるかもしれないが、子どもの感想を聞くことが、うまくいかなかった〝冒険〟を学びのチャンスに変えてくれる。