稲田朋美、世耕元経産相もカネを…まだ「関電疑惑」は終わっていない

「桜を見る会」で霞んでしまったが
時任 兼作 プロフィール

世耕元経産相にも疑惑が

政府関係者が、背景事情を説明する。

「本来であれば、明示されるはずのなかったパーティー券の購入者がわかってしまった。というのも、当該のパーティーが中止され、返金の必要が生じたためで、報告書には返金対象者の名前を載せざるを得なかったからだ。もし中止されずにそのまま開催されていたら、購入者はいずれも20万円以下で公開対象とならなかったので、明るみには出なかっただろう」

 

今回の騒動を注視していた検察関係者は、こう指弾した。

「国会議員が民間企業の要請を受けて便宜を図り、その見返りに金銭を受け取る──まさに『あっせん利得処罰法』に抵触するような行為だ」

しかし、同様の行為は稲田氏に限ったことではない。世耕弘成参院幹事長も原発再稼働を懸命に働きかけていた。世耕氏は2016年8月から2019年9月まで、原発政策を所管する経済産業省の大臣を務めている。

《エネルギー・原子力政策に責任を有する経済産業大臣として、このような取組全体を通じて、原子力に対する社会の信頼が回復するよう、先頭に立って最善を尽くしてまいります。今般の玄海原子力発電所3・4号炉の再稼働を進める政府の方針について、ご理解を賜るようお願い申し上げます》

これは、2017年1月に世耕氏が佐賀県知事宛に送った要請文からの抜粋だ。翌2018年1月には、東京電力の柏崎刈羽原発の再稼働を促す同様の文書を新潟県知事にも送っている。

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