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ヤフーとLINEの経営統合がイマイチ「ピンと来ない」理由

一般消費者の目線から見ると…

消費者目線では、どうなのか?

ヤフーを運営するZホールディングスと無料通話アプリのLINEが経営統合することで合意した。消費者の立場からみると、いったい、統合にどんなメリットがあるのか、疑問が拭えない。統合は成功するだろうか。

報道によれば、両社が統合するのは、GAFAと呼ばれる米国のグーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンという「巨大IT(情報技術)4社に対抗するため」というのが、最大の理由のようだ。

 

ヤフーの利用者は月間約6700万人、LINEは約8200万人なので、両社を合わせると1億人を軽く超える(数字は、https://www.yomiuri.co.jp/economy/20191118-OYT1T50174/)。統合すれば、国内最大規模になる。まずは国内市場を抑えて、GAFAに対抗する思惑である。

両社が統合してでも、規模を拡大しなければならない理由について、LINEの出澤剛社長は記者会見で「人材、お金、データを強いところが総取りする」と説明した。統合後は人工知能(AI)技術の開発にも力を入れ、年間1000億円規模の投資をする、という。

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ようするに「いま経営統合しないと、人材など経営資源でGAFAに対抗できず、技術開発でも遅れをとってしまう」という話である。以上は、いずれも両社が会見で説明した話を、マスコミがそのままオウム返しに伝えた。だから、経営者目線であるのは当然だ。

この経営統合を消費者=読者の立場で眺めると、どうなのか。