「同期のサクラ」 Huluサイトより
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人気ドラマ「同期のサクラ」を「就職氷河期世代」が見て思うこと

最近のドラマと◯◯の意外な関係
不器用だけど仲間思いで大きな夢を追いかける主人公サクラを演じる高畑充希さんの熱演が好評。視聴率が右肩上がりで、いま最注目のドラマ「同期のサクラ」。あるいは先日、第102回ドラマアカデミー賞で最優秀作品賞に輝いた「凪のお暇」。これらの人気ドラマには、じつはある共通点が存在します。
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「テレビ離れ」という言葉を耳にする事も多い昨今ですが、その時々の情勢やメッセージが詰め込まれているテレビドラマを見ると、世の中を知る面白いエッセンスがたくさんあります。

最近のドラマについても、先日、ある会社の社長と話していた時に、その社長が「最近のドラマ、社長目線だと社員に悪影響ですよ」と言って、強い懸念を感じていました。

 

これ、おじさん社長が「最近のドラマは…」と言っているわけではなく、社長自体も20代ですが、曰く、最近のドラマは自分探し系が多いとのこと。

仕事も結果重視より、仕事の過程で自分探しをして成長するような内容が多く、影響された社員に過程重視で仕事をされると、結果、仕事の質も落ちそうで危機感を覚えているそうです。

「同期のサクラ」はなぜ若者に支持されるのか

確かに、最近のドラマを見ると、「自分探し系が多い」というのには納得感があります。

たとえば、高畑充希主演の「同期のサクラ」をちょこちょこ見ていますが、「故郷と本島をつなげる橋を架ける」という夢を持つ主役のサクラと、そんな彼女に、自分の居場所を探している同期だったりが少しずつ影響されていくという話です。

サクラはその真っ直ぐな言動で人事部預かりになったり、クライアントを怒らせて異動させられたり…。また、同期の女性は寿退社で退職日を迎えたところから、サクラに影響されて、退職を撤回、職場に戻ったり…。

サクラの決め台詞は「私には夢があります!」で、「夢>仕事」が肯定的に描かれ、サクラは自分探しをしている人にとってのロールモデル的な存在である印象です。

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2019年夏の黒木華主演の「凪のお暇」も、主人公が仕事を辞めて、彼氏と別れ、お暇を頂き自分探しの旅に出ている様子が描かれていました。

2018年秋には、新垣結衣主演の「獣になれない私たち」でも、彼氏にさえ自分を出せない主人公が、彼氏と別れ、職場で社長に堂々とした態度をとったりするなど、新しい自分に出会う過程が描かれていました。