「バランスのいい食事」とは

分子栄養整合医学(分子レベルで生態系を見て、不足した栄養を補い病態を正常に戻す)の考え方は食べ方に直結すると思った。そのチームリーダーのIさんに食べ方を聞いていくうちにわかったのは、バランスよく食べることだった。

タンパク質を摂る時は、たとえばビタミンB6(筋肉、細胞や神経の伝達に関与)亜鉛(タンパク質やDNAの合成や細胞の新陳代謝を有効にする)を一緒に摂れば効率が高まる。鶏肉のムネ肉ニンニクアボ̚カドを一緒に食べれば、ビタミンB1アリシンが同時に摂れ、吸収力が高まってエネルギーが作りやすい。果物とヨーグルトを一緒に食べれば、腸も骨も丈夫になる。また鶏肉と野菜類、カシューナッツを炒めた料理。ワカメと豆腐の味噌汁魚とほうれん草といったように効率よく栄養を得られる組み合わせはたくさんある。

鶏のムネ肉とカシューナッツ、野菜の炒め物などはタンパク質もビタミンも吸収できる優れもの Photo by iSotck

偏った食材からタンパク質をたくさん摂れば、脂肪の増加につながる。効率よく筋肉を作るには、必須アミノ酸をバランスよく含むものを摂ること。つまりいろいろなものの相乗効果があるように食べることが重要だ。