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# 自己啓発

稼げる人がキャリアで「上」を目指さない、ナットクの理由

「逆張り」が成功を招く
同じ仕事をしているのに、「稼げる人」と「稼げない人」がいる。一体、その差はどこで生まれるのだろうか? 元外資系人事コンサルタントで、著書『稼げる人稼げない人の習慣』がある松本利明氏によれば、稼げる人は「上」を目指さず、「横」を目指すという。ひとつの会社・業界にこだわらず、新しい市場を開拓していくのだ。この「稼げる人」の考え方について、松本氏に解説してもらった。

キャリアを横にスライドする

前回記事に書いたように)稼げる人は「儲かる市場」にいることで、自分の市場価値をあげますが、実は、もう一つコツがあります。

稼げる人は、キャリアを上ではなく、横にスライドすることで、市場価値を倍増させます。ライバルがいない唯一の人材なので、いつでも転職でき、欲しいタイミングで欲しい収入を得ることができます。

稼げない人は、市場よりも社内で評価・賞賛を得ることを喜びます。やがて一つの会社の中だけでなく、同じ業界内でも上を目指します。その結果、上図の左の状態になります。

上にあがればあがるほど、椅子の数は少なくなります。ライバルも同期だけでなく、上司や先輩と1つの椅子を争うことになります。さらに会社内だけでなく、同業の有名人まで含めた椅子取りゲームになるので大変です。

 

この道一筋で頑張っても、気がつけば転職が難しい年齢になっているかもしれません。

テクノロジー環境の急変で、業界や会社が吹っ飛んでいる可能性もあります。

稼げる人は市場を見ながら「横」にスライドします。対象となる市場を移し、新たな市場で活躍するのです。同じ市場をずっと相手にしてきた人は、同じような思考パターンに陥っているので、よそ者の視点と知見をもとに新しい価値を提供すると、必ず喜ばれます。ライバルもいないので一人勝ちになりやすいのです。