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天皇が代わる時、日本を支配する「奇妙な興奮」の正体

それはまるで中世のような

 すべてを包み込む存在

新しい天皇陛下の「即位の行事」が執り行われた。

5月1日に年号が変わり、それで新しい時代になったんだと何となくおもっていた人も多かっただろうが、それだけではなかったようだ。

いろいろと手続きや儀式があった。

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天皇が代わるということは、年が代わるのとはずいぶんちがう。

そのへんの区別が現代人にはなかなかむずかしい。

新しい陛下に代わられたのは5月1日であるが、即位の礼は10月に行われた。

分けられている。

おそらく昔は時間の流れが違っていたからだろう。

そもそも古代の“天皇(おおきみ)”は、ただ人を統治しているだけの権力者ではなかった。

もっといろんなものも包み込む大きな存在であったはずだ。古代社会ではみんなそう願っていた。人の力で押さえきれないあらゆる存在から、この列島の人と土地を守ってもらいたい。そういう願いを託された存在のようにおもう。

そういう大きな存在が替わるのだから、いろいろ大変である。