# 在宅医療

「死ぬ場所」がない…! 日本全国で「看取り難民」47万人の衝撃度

看取りたい家族が知っておくべきこと
黒田 尚子 プロフィール

病院のほうが割高という試算も

もちろん、これに加えて、要介護度やプランの内容に応じた介護サービスの費用が上乗せされるが、在宅医療に関する部分は、要介護度によって金額が大きく変わるわけではない。

<試算例>*1「定期訪問」の場合(診療2回/月 訪問看護1回/週)
(1)医療保険7016点/1割負担で7016×10円×0.1=7016→7,020円(医療費は四捨五入)
(2)介護保険 居宅療養管理指導 294点×2 /1割負担で588点×10円×0.1=588円
(3)訪問看護は時間や地域、要介護か要支援かでも変わるが1割負担、30分未満で自己負担額は1回500円強、月4回で2500円程度
合計(1)+(2)+(3)10,108円→約10000円/月
*2019年9月20日時点の点数。緊急往診や検査などがあるとその費用は別途かかる
<試算例>*2「お看取り間近」の場合(診療4回/月 訪問看護4回/週 平日往診2回)
(1)医療保険22782点(定期訪問、往診2回(平日日中とする)、お看取り等)
/1割負担で22782×10円×0.1=22780円→上限18000円を超えるので18000円
(2)介護保険 居宅療養管理指導 294点×2 /1割負担で588点×10円×0.1=588円
(3)訪問看護(最後の2週間8回を医療保険で入る)99660円×1割→9970円
合計(1)+(2)+(3)ただし、医療保険適用分で上限額(18000円)を超えるので、18588円/月

※夜間対応・薬代・検査代・おむつ代・介護用品レンタル代などは別途かかる。医療保険・介護保険の適用でそれぞれ上限額が決まることもある。

病院の緩和ケア病棟などに入院した場合と比較するとどうだろうか?

 

自宅(在宅医療)の場合、在宅医や訪問看護師などに支払う医療費が中心となるが、定期訪問時はそれほど変わらない。ただ、容態が急変すると、往診料、夜間や深夜、休日などの割り増し料金が発生し、費用は変動する。

一方、病院(入院)の場合、食事代や病衣なども含めて、毎日同じ費用が一律でかかってくる。

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