# 在宅医療

「死ぬ場所」がない…! 日本全国で「看取り難民」47万人の衝撃度

看取りたい家族が知っておくべきこと
黒田 尚子 プロフィール

「在宅医療」は月に1万円~3万円で可能

逆に、PAのデメリットは?と尋ねると、「薬の名前がわからないことくらいでしょうか」という意外な回答が返ってきた。

たしかに、医療者でなければ、なじみの薄い難しい薬の名前はわかりにくい。まさに、同診療所のPAは、現場で働きながら医療を学び、質の高い医療者へと育っていく。地域の在宅医療を行いながら、将来の医療・介護を担う人材を育成していく同診療所の取り組みの今後に注目していきたい。

在宅医療を希望する人にとって、どのくらいお金がかかるかも重要な問題だろう。

前掲の調査でも、自宅で最期まで療養することが困難な理由に「経済的に負担が大きい」を挙げる人が約3割いた。

 

在宅医療にかかるお金は、大別すると、医療保険が適用になる「医療費」(診察、看護等+お薬代)介護保険が適用になる「介護費」に大別できる。

前掲のやまと診療所で、在宅医療のモデルケース(75歳以上、医療・介護ともに自己負担1割)で試算してもらったところ、定期訪問の場合(*1)で月額1万円程度、看取り間近の場合(*2)でも月額約1万9,000円となった。

夜間の往診などを加味しても、看取り期でも月額2~3万円程度で最後を迎えられる。

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