# 在宅医療

「死ぬ場所」がない…! 日本全国で「看取り難民」47万人の衝撃度

看取りたい家族が知っておくべきこと
黒田 尚子 プロフィール

「おうちにかえる」ことが入院の目的

特に力を入れているのが、がん患者の在宅ケアや心不全、呼吸器疾患の在宅管理、褥瘡、潰瘍の在宅での治療、認知症や一人暮らしの患者さんなどの在宅医療だという。

実際、疾病別の診療実績(2013年~2017年)をみると、患者さんの半数近くはがん(45.8%)で、老人性疾患(10.4%)、認知症(9.4%)、脳卒中(6.9%)と続いている。

 

がんサバイバーとしては、積極的な治療ができなくなった末期がんの患者さんが、痛みをコントロールする緩和ケアを受けながら、最後を自宅で迎えるという姿はとても現実的だ。

さらに、2021年には、120床の地域包括ケア病棟「おうちにかえろう。病院」を開設する予定。この病院は、終末期の患者さんでも症状が改善すれば、自宅に戻ることを前提にしている。

通常の病院のように死亡するまで治療を続けたりはしない。つまり入院の目的は病気の治療や根治ではなく、「おうちにかえる」ことが入院の目的なのだ。

実現できれば、在宅医療の専門家がつくる日本初の試みの病院となるだろう。

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