「中国の前にまず台湾を攻めよ」がビジネスの新常識になっているワケ

女性誌『ViVi』の海外戦略に見る

ぶっちぎりで親日な国

台湾に親日家が多いことはよく知られている。台湾のドラッグストアやスーパーマーケットに行くと、「日本No.1」をキャッチコピーに使ったり、日本語をそのままパッケージに印字した商品が数多く並ぶ。

JNTO(日本政府観光局)が調べた2018年の国別訪日客数によれば上位3ヵ国は、1位が中国の838万34人、2位が韓国の753万8952人、そして3位が台湾の475万7258人となっている。延べ人数こそトップの中国の半分ほどしかない台湾だが、人口に占める年間訪日客数を見ると、一転。台湾は総人口の20%と、中国の0.6%、韓国の14.5%に対して非常に高い数字を叩き出している。

それだけではない。こうしてみると、人口の五分の一が訪日していると思われるが、実際には台湾の一定の富裕層ともなると、年に5、6回の訪日が当たり前だという。ある台湾の印刷会社社長はこう語る。

日本には年に5回以上行きます。近いし、安全だし、景色は美しいし、食べ物は美味しい。ヨーロッパは遠いし、人も優しくないので行く気がしません。日本が大好きなので、私の子供も日本の横浜にある大学に進学させています。だから、子供に会いにまた日本に行きますよ(笑)

 

「中国の前にまず台湾」のワケ

こうした台湾の親日家ぶりに熱い視線を送っているのは、何も観光業界だけに限った話ではない。様々な業種の日本企業でいま、「アジア展開は、中国の前にまず台湾」がスタンダードになりつつあるという。

私たちが台湾を選んだのは、勝つための手順を考えた結果です